2017.7「連獅子」in七月大歌舞伎(歌舞伎座)感想

海老蔵の気迫

六月に新・芝翫親子4人の「祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)」を見ましたが、オーソドックスな「連獅子」は初めてでした。


海老蔵はとにかく迫力がある。親獅子としての余裕も感じます。

今月は体力的にもきつかろうに。。


一方の巳之助は、キビキビ、パキっとしたキレイな踊りで見てて心地いい。

猿之助との共演では見慣れていたのですが、海老蔵とがっぷり組んでの踊りは新鮮!

なかなか良いですね。


個人的には芝翫親子の「祝勢揃壽連獅子(せいぞろいことぶきれんじし)」との比較しながら見るのが楽しかったです。

「祝勢揃〜」の方はたしか蝶が出て来なかったり、2人の僧侶は仲良くやってたし、文殊菩薩(藤十郎)も出てきたし、最後は舞台が松葉目から石橋のセットに転換したし。

襲名披露狂言ということもあり、本来の連獅子よりも色々と派手な演出がされてましたね。



連獅子


【あらすじ】

 天竺の霊地、清涼山の麓の石橋では、狂言師の右近と左近が手獅子を携え、石橋の謂れ(いわれ)や、親獅子が仔獅子を谷底へと蹴落とし、それでも這い上がってきた子だけを育てるという故事を踊って見せます。その後、満開の牡丹の中に親獅子と仔獅子の精が現れ、長い毛を振りながら豪放華麗な狂いを見せ、勇壮に舞い納めるのでした。

歌舞伎美人より)


【配役】

狂言師右近
後に親獅子の精 海老蔵

狂言師左近
後に仔獅子の精 巳之助

僧蓮念     男女蔵

僧遍念     市蔵

歌舞伎美人より)


【上演時間】

50分

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