2017.1 伊賀越道中双六 沼津(歌舞伎座)感想

2017年の初芝居は、歌舞伎座で行われている「壽 初春大歌舞伎」。

幕見にて「沼津」のみ観劇しました。



福岡から新橋演舞場での「右團次襲名披露」を目的に東京へきていた私。

到着した日の夜の部観劇まで時間があったので、歌舞伎座へ足を伸ばし急遽幕見。


いいお芝居でした。

序盤は吉右衛門さんと吉之丞さんのやりとりに笑い、癒されます。

ところが一転、終盤では悲しい結末へと展開して行きます。


「伊賀越道中双六」というお芝居は、三大仇討ちに数えられる「荒木又右衛門 鍵屋ノ辻の血闘」が題材だそう。

恥ずかしながらこの仇討ち物語を知りませんでしたので、観劇前にさらっと予習。

3月の国立劇場での通し上演も気になってはいたんですが、3月は歌舞伎座での観劇に絞りました。。

とても評判が良かったようですし、またいつか再演お願いしますね。。

ああ。福岡ー東京の距離を感じます。




壽 初春大歌舞伎


【昼の部】

■将軍江戸を去る(58分)

■大津絵道成寺(63分)

■伊賀越道中双六_沼津(109分)

滑稽な序盤から、心揺さぶる幕引き


【夜の部】

■井伊大老(83分)

■越後獅子・傾城(39分)

■松浦の太鼓(80分)



※歌舞伎美人 本公演ページ

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/508





伊賀越道中双六 沼津


【あらすじ】

生き別れた親子の悲しい再会の物語
 東海道を旅する呉服屋十兵衛は、沼津のはずれで出会った雲助の平作に頼みこまれ、荷物を持たせることにします。しかし、年老いた平作は怪我をしてしまい、十兵衛は印籠の妙薬で平作を治療します。先を急ぐ十兵衛でしたが、平作の娘お米にひと目惚れしてしまい、平作の家に立ち寄ることにします。その夜、平作から薬の話を聞いたお米は、病に臥している夫のことを思い十兵衛の印籠を盗もうとします。お米と平作の話を聞いていた十兵衛は、驚くべき事実に気づき…。

 (歌舞伎美人より)


【配役】

呉服屋十兵衛 吉右衛門

お米     雀右衛門

荷持安兵衛  吉之丞

池添孫八   又五郎

雲助平作   歌六


【上演時間】

109分

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