2017年の初芝居は、歌舞伎座で行われている「壽 初春大歌舞伎」。
幕見にて「沼津」のみ観劇しました。
福岡から新橋演舞場での「右團次襲名披露」を目的に東京へきていた私。
到着した日の夜の部観劇まで時間があったので、歌舞伎座へ足を伸ばし急遽幕見。
いいお芝居でした。
序盤は吉右衛門さんと吉之丞さんのやりとりに笑い、癒されます。
ところが一転、終盤では悲しい結末へと展開して行きます。
「伊賀越道中双六」というお芝居は、三大仇討ちに数えられる「荒木又右衛門 鍵屋ノ辻の血闘」が題材だそう。
恥ずかしながらこの仇討ち物語を知りませんでしたので、観劇前にさらっと予習。
3月の国立劇場での通し上演も気になってはいたんですが、3月は歌舞伎座での観劇に絞りました。。
とても評判が良かったようですし、またいつか再演お願いしますね。。
ああ。福岡ー東京の距離を感じます。
壽 初春大歌舞伎
【昼の部】
■将軍江戸を去る(58分)
■大津絵道成寺(63分)
■伊賀越道中双六_沼津(109分)
滑稽な序盤から、心揺さぶる幕引き
【夜の部】
■井伊大老(83分)
■越後獅子・傾城(39分)
■松浦の太鼓(80分)
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/508
伊賀越道中双六 沼津
【あらすじ】
生き別れた親子の悲しい再会の物語
東海道を旅する呉服屋十兵衛は、沼津のはずれで出会った雲助の平作に頼みこまれ、荷物を持たせることにします。しかし、年老いた平作は怪我をしてしまい、十兵衛は印籠の妙薬で平作を治療します。先を急ぐ十兵衛でしたが、平作の娘お米にひと目惚れしてしまい、平作の家に立ち寄ることにします。その夜、平作から薬の話を聞いたお米は、病に臥している夫のことを思い十兵衛の印籠を盗もうとします。お米と平作の話を聞いていた十兵衛は、驚くべき事実に気づき…。
(歌舞伎美人より)
【配役】
呉服屋十兵衛 吉右衛門
お米 雀右衛門
荷持安兵衛 吉之丞
池添孫八 又五郎
雲助平作 歌六
【上演時間】
109分
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