2016.11 十一月花形歌舞伎 石川五右衛門(博多座)感想

初心者にやさしいスペクタクル歌舞伎


2016年の観劇、締めくくりは博多座での花形歌舞伎でした。

海老蔵の新作歌舞伎「石川五右衛門」。


とてもわかりやすい作品でした〜。


わかりやすすぎるくらい。


むしろちょっと物足りなかった…かな…?

楽しかったんですけどね。

迫力の割に見応えはあまりなかったかもです。


獅童さんが演じていた敵役「ワンハン」

このキャラいる?感は否めませんでしたが。。


しかしまあ、最後の巨大なねぶた登場は圧巻でしたね!

ああいう「理屈抜きに楽しめるインパクト重視」な演出は海老蔵にしかできませんね、おそらく。


好きだったシーンは五右衛門扮する傘売りが、手品のように傘をポンポン出していくところ。

会場も盛り上がったました。

このくだりだけ独立させ「三升曲輪傘売」として、京都顔見世でやってたみたいですね。

注:顔見世は見てないので想像ですが!


自分の中では若干の物足りなさも残りましたが、総じて楽しかったです。

当代の花形役者でこの「五右衛門」という人間を演じるなら、一番似合うのが海老蔵かなーと感じました。


ちょうどこの公演が行われる直前にはテレビ東京で連続ドラマもやってましたね。

※金曜8時のドラマ「石川五右衛門」

http://www.tv-tokyo.co.jp/ishikawa_goemon/


海老蔵を襲名してから初の主演ドラマとして話題になってました。

ということはあの大河ドラマ「武蔵(海老蔵黒歴史十八番)」以来の主演ということ??


放送当時は子供だったんで、リアルタイムでみてないんです。

再放送も、DVDもないし、、今となってはなんとか見てみたいと思う「武蔵」です。。。


五右衛門から武蔵の話になってしまいました。




博多座十一月花形歌舞伎


樹林 伸 作
川崎哲男 脚本
松岡 亮 脚本
藤間勘十郎 演出・振付

石川五右衛門


【あらすじ】

 豊臣秀吉(市川右近)が天下人として君臨した時代。五右衛門(海老蔵)の父親は実は秀吉という設定で話は進み出す。当の五右衛門はその事実を知らないまま、秀吉の側室、お茶々(片岡孝太郎)と恋仲になる。お茶々をさらい、敵役として五右衛門の前に立ちはだかるのが、中国のハダ女真(じょしん)族の長、ワンハン(中村獅童)。五右衛門はお茶々を救うために大陸へ渡る……。

デジタル毎日より)


【主な配役】

石川五右衛門 市川海老蔵
ワンハン   中村獅童
豊臣秀吉   市川右近

足柄の金蔵  市川猿弥

女将軍櫻嵐姫 市川笑三郎

堅田の小雀/ワンパイ

       大谷廣松

霧隠才蔵   市川九團次

百地三太夫  片岡市蔵

局押小路   市川右之助

前田利家   市村家橘
茶々     片岡孝太郎

歌舞伎美人より)


【上演時間】

●プロローグ・序幕・二幕(70分)

●三幕(30分)

●大詰・エピローグ(45分)

oboegaki

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