2020.01.21 05:232020.1「大津絵道成寺」in壽初春大歌舞伎(大阪松竹座)感想全然行くつもりはなかったんですけど、ちょっと大阪に遊びにいく予定が急遽入りまして、初めて松竹座一幕見でみて参りました。はからずも初芝居です。開演10分前に売り場へ到着したので諦め気味だったんですが、なんと連れの分合わせてラスト2席だけ奇跡的に空いていて無事に入場!今年はツイてるのかしら。祝日の月曜でしたし、松竹座の幕見は12席と座席数も少ない(歌舞伎座だと椅子席約90+立見約60=約150席)のでほんとにラッキーでした。見たのは大津絵道成寺。タイトルにも愛之助五変化とあるように、愛之助が一人で五役を早変わりで踊り分ける趣向。歌舞伎にはいろんな鬼が出てきますが、大津絵道成寺の鬼はなんとなく可愛らしい見た目です。モチーフになった大津絵の鬼の愛嬌がうかがえま...
2019.12.29 14:50「男はつらいよ お帰り 寅さん」感想(※ネタバレあり)いま28歳なので、寅さんの映画はリアルタイムでは知りません。ですが小さい頃からテレビでもよく放送されていたので、物心ついた時から寅さんは知っていましたし、何より古い日本映画にハマった高校生くらいから好きになり、寅さんが映画館で流れる時代を生きてみたかったと思いを馳せてきました。まさか新作を映画館で見れるなんて。。今も元気でいてくれた山田洋次監督や、残った俳優陣に感謝です。。オープニング。赤と黄色の手書きの文字でタイトルがでる。それとともに流れ出すイントロ。そしてここでなぜか涙が。笑ここで泣いている20代男性は果たして全国探しているかどうか。。。とにかくこのオープニングをいま映画館で新作の中でみているんだという感慨深さ、そしてこの新作を作り上げてくれた俳...
2018.10.09 04:442018.10「助六曲輪初花桜」in芸術祭十月大歌舞伎(歌舞伎座)感想今月の歌舞伎座は十八代目勘三郎の7回忌追善興行。ゆかりの演目、ゆかりの役者が揃う芸術の秋です。都合により夜の部のみを購入。いつかみたかった成田屋以外の“助六”です。念願叶ってついに仁左衛門がやってくれました。宮島のだんまりという芝居も初めてでしたが、吉野山含め残念ながら見れませんでした。。台風で福岡からの飛行機が遅れ。。助六の順番が最後で本当に良かった。。いやはや、仁左衛門助六マジでかっこよかった〜松嶋屋の端正な顔立ちにむきみの隈が映えます。福山かつぎで孫の千之助が出てくるのもいいですね。そして今回の目玉はもう一つ。揚巻を七之助に譲り、助六母満江を勤める玉三郎。助六と揚巻を見守る満江の姿は、後輩たちを見守る玉三郎本人の姿と重なります。そして個人的に楽し...
2018.09.18 11:26山下達郎 PERFORMANCE 2018 @福岡サンパレス レポート27歳にして初めて、動く山下達郎丈を拝むことができました。実在するんですね。。。そして長年ライブを訪れているファンの方には失礼な感想だということは百も承知で…歌がうまい!!!CDよりうまい!歌声を自在に操るというかなんというか。どんな感想を綴っても伝えきれないもどかしさ。感動しました。また、歌ももちろんMCも面白くさすがラジオを長年続けておられる名パーソナリティ。聞き取りやすく理解しやすい。喋りのテクニックを感じるMCです。そこにもまた感動。。ーーーまさかの「ハイティーン・ブギ」ここ10年くらいの曲で一番好きな「ずっと一緒さ」ワンフレーズだけの「蒼氓」粋な大瀧詠一メドレーなどなどイカしたサプライズも。まだまだ聴きたい曲たくさんあるからまた行こうかなあ。...
2018.09.02 07:192018.8「新作歌舞伎 NARUTO」(新橋演舞場)感想ワンピースに続き、今年はNARUTOが新作歌舞伎として誕生しました。続くマンガ作品(しかもどちらもJUMP)の歌舞伎化。面白い流れかもしれません。NARUTOは1999から2014まで週刊少年JUMPで連載されていたマンガで、主人公は忍者。連載時はワンピースと人気を二分していた(と思います)2000年代のJUMPを引っ張ってきた人気作品です。もともと大好きなマンガなだけに、歌舞伎化が決まった時はかなり嬉しかったです!思うところが色々とありますので、まとめていきたいと思います!
2018.08.08 06:542018.8「東海道中膝栗毛」in八月納涼歌舞伎(歌舞伎座)感想八月納涼歌舞伎。今年も3部制で、どちらかといえば初心者向けの趣向を凝らした演目が並びます。新作が2作。一つは落語を原作にした「心中月夜星野屋」。もう一つは8月恒例?になりつつある幸猿やじきた3作目の「東海道中膝栗毛」。夏休みということで、学校に通う年齢の若い役者さんたちも大勢。東京歌舞伎座ならではの、フレッシュかつ豪華な顔ぶれです。今回は第一部、第二部を観劇しました。ーーーーー第二部では初めて桟敷席で観劇。近くの関係者席には松たか子さん!オキレイ。そしてなんと今をときめく欅坂46のセンター平手さんも観劇に!!染五郎くん、團子くんもファンだというから、お二人どちらかに誘われたりしたのかなーと思っていたら、染五郎インスタにこんなものが。https://ww...
2018.07.23 11:53乃木坂46 真夏の全国ツアー2018@福岡 レポート去年のツアーでは開催が無かった福岡で、今年はやってくれました。行けてよかった。席が花道の近くだったので、けっこう間近でみれまして。いやもうみんな可愛い。。みんな推せる。。
2018.06.27 04:00サザンオールスターズ キックオフライブ 2018「ちょっとエッチなラララのおじさん」@ライブビューイング レポートサザンが活動開始です。今年はデビュー40周年という節目の年。久しぶりの楽曲リリースと、ライブとしては初となるNHKホール公演など嬉しい話題が目白押し。さすがに平日東京で2日間だけのライブとあって参加は叶いませんでしたが、映画館で中継してくれるという計らいで、多くのファンが救われた事と思います。(僕もその一人)元NHKの有働アナのナレーションから始まったライブは、初期の名曲「茅ヶ崎に背を向けて」からスタート。40周年用の特別な歌詞にアレンジされており、会場をお祝いムードに引き込みます。(個人的には元の歌詞で聞きたかった感は否めませんが笑)そのあと3曲目までは70年代にリリースされた初期の曲が続き、古くからのファンを唸らせた事でしょう。久しぶりの披露となっ...
2018.06.23 05:342018.6 六月大歌舞伎(歌舞伎座)感想吉右衛門や菊五郎の年齢を考えると、これから彼らがやる役は生涯最後なのかも…と感じてしまうのは事実です。印象に残ったのは、上記の二人はもちろんのこと昼夜で笑いどころを作ってくれた市村橘太郎さんですね。
2018.06.06 04:172018.6 六月大歌舞伎_昼の部(博多座)感想伊達の十役。幸四郎は染五郎時代に博多座で上演。その時に行けなかったので、今回やってくれてよかったです。襲名披露興行で通し狂言がかかること、他の家の演目をやることは稀ですね。さらに個人的に胸が熱かったのは、澤瀉屋のお家芸に白鸚、仁左衛門、梅玉、魁春などの大御所が顔を揃えていること。こうして自分が復活した演目が時代を超えて、家を超えて再演されていること、さぞ三代目猿之助は喜んでおられるのではないでしょうか。