2018.8「東海道中膝栗毛」in八月納涼歌舞伎(歌舞伎座)感想

八月納涼歌舞伎。

今年も3部制で、どちらかといえば初心者向けの趣向を凝らした演目が並びます。


新作が2作。

一つは落語を原作にした「心中月夜星野屋」。

もう一つは8月恒例?になりつつある幸猿やじきた3作目の「東海道中膝栗毛」。


夏休みということで、学校に通う年齢の若い役者さんたちも大勢。

東京歌舞伎座ならではの、フレッシュかつ豪華な顔ぶれです。

今回は第一部、第二部を観劇しました。


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第二部では初めて桟敷席で観劇。

近くの関係者席には松たか子さん!

オキレイ。

そしてなんと今をときめく欅坂46のセンター平手さんも観劇に!!

染五郎くん、團子くんもファンだというから、お二人どちらかに誘われたりしたのかなー


と思っていたら、染五郎インスタにこんなものが。

https://www.instagram.com/p/Bm3TUnBFH92/?utm_source=ig_web_copy_link

もしかして平手さんはライブに来てくれたお礼に、見に来たのでしょうか?

でもよく見てみると、この投稿は僕が第二部で平手さんを目撃した日よりも前のもの。

「龍虎」を見に来たということは第一部。

平手さんは短期間に2回も歌舞伎座で観劇されているようです!

平手さん、歌舞伎に興味を持ったのかな…?


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昨年は推理話というかなり攻めた設定だった弥次喜多。

正直言ってハチャメチャすぎて少しついていけなかった。。

今回はそれよりぶっ飛んだ感じになるのかな…と少し不安でしたが、雰囲気はどちらかといえば1作目に戻った感じで、とても安心しました。

結果、1作目が一番よかったかなとは思いますが、今回は今回でとても楽しめたポイントのひとつが劇中劇。

鬼たちが様々な踊りを見せてくれる地獄の場面です。

成駒屋三兄弟、鷹之資くん、千之助くんなどなど

そして最年少は右近くんまで、若い役者さんたちが寄り集まって楽しい舞踊を見せてくれます。


一番よかったのが、團子VS橋之助の対決。

土蜘と黒塚を足して2で割ったような趣向の場面。

橋之助は途中で智籌のように「畜生の見得」をするし、團子は安達ヶ原の鬼女のように大きく飛び上がり、転がる橋之助を膝立ちで追いかける動きがあります。

いつかは二人の土蜘、黒塚を見れる日が来るのかなあ、なんて想像しながらワクワクしたいい場面でした。

團子くんは現に将来やってみたい演目として黒塚をあげてます。

染五郎くんが弁慶をやる日とどっちが早いでしょうか!?



歌舞伎座百三十年

八月納涼歌舞伎

【第一部】2018.8.26観劇

■花魁草
日本人が好きそうなタイプの切ない話だね
扇雀さんぴったりだった

■龍虎
荘厳なフンイキ
親子の戦い
さいしょ染五郎の頭にのってた虎が可愛い

■心中月夜星野屋
笑える 楽しい
獅童ではなくあれは小川陽子
終盤の「そんなこともあろうかと…」畳み掛けが最高


【第二部】2018.8.26観劇

■東海道中膝栗毛
出鼻人からの花に笑った
早替りたのしい
人が多すぎるだんまりが爆笑ポイントでした
團子に澤瀉屋の血が垣間見れたの胸熱
右近ちゃん可愛すぎ
そりゃ親父も舞台上で写真撮っちゃうわ

■雨乞其角
弥次喜多みたあと超絶なほどの地味感をぶつけられる
でも爽やかで心地いい舞踊


【第三部】
■盟三五大切



※歌舞伎美人 本公演ページ

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/576

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