2018.1 壽初春大歌舞伎(歌舞伎座)感想

初芝居は歌舞伎座。

高麗屋三代同時襲名で賑わう歌舞伎座の壽 初春大歌舞伎。


まだまだお正月の雰囲気があって素敵な歌舞伎座前です。

中に入ると襲名の祝い幕。


優しい淡い色合いで、風格のある幕です。

シンプルで良いですね。


さてさて、今回は昼夜合わせて1日に詰め込んでの観劇。

時間の都合で夜の部は勧進帳までしか見れませんでしたが、終日たっぷりお芝居を楽しみました。

今回は睡眠もしっかり取ってたので、(そんなに)寝落ちすることもなく平和に観れました。


思ったことを雑多に書きます。

まず新染五郎くん美形すぎる。

美少年。

甘いマスク。

ハンサム中学生。

将来が本当に楽しみな役者さんです。

この子が弁慶をやる日をこの目でぜひ見届けたい。


新幸四郎の弁慶もいい意味で暑苦しくって素敵。

専門的なことはわかりませんし、何より初めて見た勧進帳でしたので比較はできませんが、

役への熱い気持ちがほとばしったゾクゾクする芝居でした。

吉右衛門の富樫もデカい。良い。


そして新白鸚。

迫力満点の松王丸。

「でかした、源蔵よく討った」の「でかした」をさりげなく我が子の首に向かって言うところ、描写がうまい。


これからの活躍がますます楽しみな高麗屋の三人。

そして今月のもうひとつの見所が、猿之助の復帰。

10月にワンピースの公演中、腕を大怪我をした猿之助さんが復帰したのが今月の寺子屋での涎くり与太郎。

まだまだ慎重に動かしている感じはしますが、怪我した左手も使った芝居。

ホッとしました。

子供っぽい演技も楽しく、「今月のために大鵬薬品のソルマック飲んで(リハビリ)頑張った」と粋なセリフも。

短い出番でしたが、会場を沸かせてくれました。

猿之助さんの今後の回復にも期待が膨らんだ1月の歌舞伎座。


では以下、雑レポートです。



歌舞伎座百三十年
松本幸四郎改め 二代目 松本白鸚
市川染五郎改め 十代目 松本幸四郎
松本金太郎改め 八代目 市川染五郎
襲名披露興行

壽 初春大歌舞伎

【昼の部】2018.1.13観劇

■箱根霊験誓仇討
中村屋兄弟の儚げな夫婦
揚幕付近で見てたら、上野に連れてかれて揚幕に入る直前で小刀をスッと抜いてたの見えてゾクッとした。七之助さん演技細かい。
初花ちゃんが登る崖は結構傾斜ある
初花ちゃんいっかい滑り落ちちゃう
頑張れーってなっちゃう

■七福神
縁起の良い雰囲気
暇を持て余した神々の遊び
役者同士が新鮮な組み合わせ

■菅原伝授手習鑑_車引
勘九郎の梅王丸がエネルギッシュ
最後の見得とかどんな角度なん
新幸四郎の松王丸もでかい
彌十郎さんもっと不気味でも良い
いつも思うけど牛役の人ずっと正座してて急に歩かないといけないから足痺れてないか心配

■菅原伝授手習鑑_寺子屋
新白鸚 円熟の松王丸
猿之助が涎くりという贅沢さ
百姓たちでいろんな一門のおじいさん集結


【夜の部】2018.1.13観劇

■双蝶々曲輪日記_角力場
愛之助大忙し
相撲の呼び出しとか行事の声がリアル
濡髪と放駒の対決
ビール瓶は出てこないです
放駒は親方ではないです

■襲名披露口上
いろんな裃の色がキレイ
中村屋の裃だけ紋が黒なんだね かっこいい
左團次さん名前を言っただけで笑いが起こる境地に達する
猿之助さんがここに並ぶ姿見たかった
そして新染五郎やっぱりイケメン

■勧進帳
新幸四郎の熱い弁慶
吉右衛門のデカい富樫
新染五郎のイケメン義経
弁慶お酒もらってからだいぶ調子乗るやん
でもそのあとの踊りかっこいい
いつか瀧流しもやってほしい

■相生獅子

■三人形


※歌舞伎美人 本公演ページ

http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/541

oboegaki

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歌舞伎や映画 WESTが見たもの

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