「助六由縁江戸桜」in三月大歌舞伎(歌舞伎座)感想

いつか中車の意休が見てみたい


今年は河東節の開曲三百年記念の年らしく、助六が歌舞伎座でかかるというので東京へ飛びました。


映像で何度かみていましたが、やはり海老蔵の助六がとても似合う。

端正でかっこいい。

今や落ち着きましたが、助六のちょっとやんちゃなキャラクターも本人にピタリ。


【雑レポート】

●口上の右團次さんがカッコいい

●河東節の出だしカッコいい

●助六の出端カッコいい

●下駄の音カッコいい

●髭の意休と手下の朝顔仙平が実の親子でやってた

●髭の意休はいつか中車さんにやってほしい

●水入りもいつか見てみたい


最近はとんと成田屋宗家以外の役者が助六をやらなくなったので、

次はぜひ猿之助(「助六曲輪澤瀉櫻」)、染五郎(「助六曲輪江戸櫻」)あたりにやってもらいたいなーと思います。


河東節開曲三百年記念
歌舞伎十八番の内

助六由縁江戸桜

河東節十寸見会御連中


【あらすじ】

 賑わう新吉原仲之町。花川戸助六は夜ごと吉原に現れてはところかまわず喧嘩をふっかけています。実は助六は曽我五郎で、相手に刀を抜かせて源氏の重宝友切丸の行方を捜しているのです。助六は、花魁の揚巻に執心の髭の意休へ悪態をつき、刀を抜かせようとしますが、相手にされません。一方、助六の実の兄である白酒売の新兵衛は、弟の様子を案じて意見しますが、紛失した刀詮議のためとの真意を知ると、助六と連れだって喧嘩をしかけはじめます。そこへ兄弟の母満江がやって来て…。

歌舞伎美人より)


【配役】

花川戸助六    海老蔵

三浦屋揚巻    雀右衛門

くわんぺら門兵衛 歌六

朝顔仙平     男女蔵

通人里暁     亀三郎

三浦屋白玉    梅枝

福山かつぎ    巳之助

傾城八重衣    新悟

同浮橋      尾上右近

同胡蝶      廣松

同愛染      児太郎

男伊達山谷弥吉  宗之助

同 田甫富松   男寅

文使い番新白菊  歌女之丞

奴奈良平     九團次

国侍利金太    市蔵

遣手お辰     家橘

三浦屋女房お京  友右衛門

曽我満江     秀太郎

髭の意休     左團次

白酒売新兵衛   菊五郎


口上       右團次

後見       右之助

歌舞伎美人より)


【上演時間】

124分

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