2018.02.19 07:182018.2 二月花形歌舞伎_夜の部(博多座)感想遅くなりましたが、二月の博多座夜の部の感想をば。昼の部とはうって変わって、重厚な義太夫狂言と、なんともメルヘンな新作歌舞伎との組み合わせ。すばり夜の部の方が楽しかったです。松也の渡海屋銀平実は平知盛。お若いのに迫力満点の知盛で、エネルギッシュさが映えていました。大物浦での決死の立ち回りも引き込まれる必死さ。碇を持ち上げて海へ落とすまでの動きに、碇の重さが感じられてとても良かったです。あと、何度見てもツボなのが相模五郎の衣装。頭のガイコツがなんとも中二病感があってたまらんのです。もう一つの演目が、今回初めてみた「鰯賣戀曳網」。三島由紀夫の作品です。17代目勘三郎から伝わる中村屋ゆかりの演目らしく、当代勘九郎は2回目。恋する主人公・猿源氏と男勝りな遊女蛍火...
2018.02.04 13:302018.2 二月花形歌舞伎_昼の部(博多座)感想今年の冬の博多座は中村屋と松也らがメインの花形歌舞伎。昨年の雪之丞変化からもう1年経つんですね。。早いです。まずは昼の部を観劇。磯異人館とお染の七役。お染の七役は2004年に同じく博多座で福助版を見ました。見たと言っても小学生の頃ですしほぼ記憶はありません。。最後のお六の立ち回りで「なりこまや」の傘がたくさんで綺麗だった記憶はうっすら。。。磯異人館はあれですね、かなり地味ですね。幕末の動乱を生きる名もなき若者を橋之助、福之助が演じていて一生懸命さがイイ!とは思いましたが、演目としてはあまり好きじゃなかったです。。なんででしょう?ちょっと考えます。。さて、お染の七役ですがなかなかに筋が複雑というか人間関係が複雑ですので、全て理解しようと追っていたら疲れま...