五月。團菊祭の季節です。
今年は夏雄さんの五年祭。もうそんなに経つのですね。。
また、成田山開基1080年ということで「雷神不動北山櫻」がかかり海老蔵が大奮闘。
かわって午後の部は菊五郎一世一代(?)の弁天小僧。
スケジュールと予算の都合上こちらは見れず、、
幕が開くと裃姿の海老蔵と背中には演じる5役の写真。
挨拶のあとは猿之助の「伊達の十役」よろしくあらすじの紹介。
なるほど、これがあると初心者でも世界観に入って行きやすいですね。
面白かったのは、説明の途中で揚幕の奥から「まだか、まだか~」の声。
「この後の本編で出てくる役者がしびれを切らして文句を言っちゃう」というちょっとしたハプニング的演出。
内容はなかなかに複雑ですけど、海老蔵が見せる「内容なんてどうでもいい!」と言わんばかりの迫力の荒事に会場は湧きに湧いてました。
最後の「不動」の場面は、もはやそれまでのストーリーを無にしちゃうようなスケールの大きさがありました。
舞台に向かってお賽銭を投げる人の姿も。
歌舞伎でありながら、宇宙を感じるようなラストのこの場面はなかなかに衝撃的。
(演出上、口パクだったのはちょっと気になりましたが!)
歌舞伎十八番も3つも見れておトクな1日でした。
歌舞伎座百三十年
團菊祭五月大歌舞伎
十二世市川團十郎五年祭
【昼の部】2018.5.26観劇
■雷神不動北山櫻
海老蔵大忙しの全五役
安倍晴行は100歳越え
菊之助の雲の絶間姫エロい
通常の鳴神より龍神がでかくて複数いて登っていくスピードが早くてかっこよかった
ただいるだけ、の不動の迫力
こういう役は海老蔵ならではだね
■女伊達
傘ではなく桶で立ち回りする珍しい演出
【夜の部】
■弁天娘女男白浪
■鬼一法眼三略巻 菊畑
■六歌仙容彩 喜撰
※歌舞伎美人 本公演ページ
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/play/564
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