初めて自分でチケットをとって行ったライブがこのSENSEツアー。
ほとんど全てのチケット抽選にハズれ、ライブ前々日に当落発表される最後の抽選でなんとか当選しました。
そういった意味でも思い入れの強いライブです。
「SUPERMARKET FANTASY」をリリースし、ライブと紅白出場を終えてから約2年間、音沙汰の無かった彼ら。
2010年に突然公開された「Split the differense」なるドキュメンタリー映画もありましたが、新曲のリリースやライブなどの情報はほぼ無く、ファンにとっては長いおあずけ状態。。
そんな状態の中いきなり現れた「SENSE PROJECT」という謎サイトや、夜中に流れはじめる謎CM。
結局はそれがニューアルバム「SENSE」のプロモーションだったわけですが、情報が極端に伏せられた画期的、実験的なそのプロモーションに当時の僕はかなり振り回されました。。
その謎解きに頭を悩ませたファンも多かったはず。
長い沈黙の末にリリースされた待望のオリジナルアルバム「SENSE」は、フラゲ日まで収録曲も発表されないという異例のアルバムだったのです。
Mr.Children Tour 2011 “SENSE”
(2011.2.26 マリンメッセ福岡)
【セットリスト】
1:NOT FOUND
ここの入り、超カッコよかった。。
映像から曲が始まるまでの演出が完璧すぎて鳥肌。。
この一曲目のインパクトはどのライブよりも完成されていると思います。「Split ~」でも一曲目だったのでちょっと予想してましたが、当たっちゃった。
2:HOWL
3:名もなき詩
4:I'm talking about Lovin'
5:エソラ
6:HANABI
7:くるみ
SENSEの曲をおりまぜつつシングル曲もどんどん演奏してくれます。
「名もなき詩」では二番のサビを観客が委ねられます。
何度聞いてもいい歌詞。
8:花-Memento mori-
9:【es】~Theme of es~
「花」のスライドギターのソロが激好きで、一時期練習してました。
どちらもめずらしい選曲です。
とくに【es】は、過去に「これを歌う時は解散する時」なんて桜井さんがかたっていた(らしい)ですし、なかなか意味深な選曲では、と一部ファンはざわついたとかざわついてないとか。。。結局は解散なんてその素振りもみせず、今現在も精力的に活動してくれています。
10:Dive
11:シーラカンス~深海
うれしい~~~
シーラカンス~深海~
田原さんのレアなアコギ姿を拝めました。ステージ前方に半透明のスクリーンを下ろし、そこに海中のアニメーションをうつすことで、客席からはバンドがホントに深海で歌ってるように見せる演出。
これが凄く幻想的で忘れられません。
12:I
13:ロザリータ
14:365日
ここからは深海に潜り込んだような時間。
暗い曲が続きます。
15:ロックンロールは生きている
16:フェイク
ここ繋ぎがめちゃくちゃかっこいいんですよね。。
「ロックンロールは生きている」はSENSEリリース前にラジオで解禁されてましたよね。
はじめてきいたときイントロがツボすぎてSENSEの収録曲にキタイが膨らみました。
17:ポケットカスタネット
18:HERO
19:擬態
深海に潜り込んだあと、擬態で海面へ再浮上していくようなストーリーを感じました。
まさにSENSEのアルバムジャケットのように、深い海からクジラが一気に海面に飛び出すようなイメージ。
20:Prelude
プレリュードは前奏曲という意味。
この歌には「光の射す方へ」「終わりなき旅」「HERO」「フェイク」などの自身の楽曲のパロディのような歌詞がちりばめられています。
今までを振り返りつつ、バンドの新しい決意のようなものが感じられる、まさにこれからのミスチルの“前奏曲”のような曲です。ここで本編は終了。清々しい雰囲気。
<アンコール>
21:横断歩道を渡る人たち
22:fanfare
「横断歩道~」はスプリットザディファレンスでも最も印象的な曲のひとつ。
ドラマチックな展開のアレンジで、CD版よりスケールが大きくなってます。
23:forever
要所々々で流れていたアニメーションの主人公が、抱えていた闇を取り払い開けた世界へ飛び立つようなエンディングが流れます。
アンコールではありますが、ここまでストーリーが続いているような構成です。
綺麗なエンディング。
「映画を観てるような感覚」という感じでしょうか?
ちゃんとストーリーがあって、選曲に意味がある。
■ツアー公式サイト
0コメント